梅雨時期の熱中症は湿度が原因!高齢者は予防と対策をお早めに

湿度が原因!梅雨の熱中症

湿度の多い梅雨時期(6月)から熱中症には注意が必要です。とくに高齢者の方がなりやすいこの季節の原因と予防方法をまとめ。はやめの熱中症対策で暑い夏を乗りきりましょう。

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湿度が原因の梅雨時期の熱中症

梅雨入りから熱中症になりやすい環境に

熱中症といえば暑い真夏に室外の炎天下で作業をしている人がなりやすいものというイメージがありますが、高齢者の方の中には6月の梅雨時期から、室内にいても熱中症の症状(頭痛・めまい・吐き気・発熱など)が出ることも多々あります。

6月(梅雨時期)の熱中症は意外に多い

6月の熱中症の発症率は下の表のとおり結構高いのです。
もちろん7月と8月が全体の90%近くを占めていますが、6月も6.8%と意外に多く、発症する人は高齢者の方が圧倒的に多いようです。

2012年-2014年月別熱中症患者数(東京23区)
6月 7月 8月 9月 合計
2012年 77 949 994 162 2,182
2013年 145 1,346 1,511 187 3,189
2014年 307 872 1,127 50 2,356
合計 529 3,167 3,632 399 7,727
割合 6.8% 41.0% 47.0% 5.2% 100%

データ出典:澤田晋一(2015)『熱中症の現状と予防』杏林書院

6月(梅雨)の熱中症は高齢者に多い

湿度で汗が蒸発しにくい→体温上昇

梅雨時期は、湿度が高いので汗が蒸発しにくい(汗による熱の発散ができない)環境となり、体温が上がりやすくなります。
体温が上がると、さらにそれを下げようとして大量の汗をかきますので、体の中の水分とともに塩分・ミネラルなどが不足し熱中症を発症しやすくなります。

湿度が高いと汗が蒸発せずに体温が上がりやすい

湿度が70%~80%くらいまで上がると、それほど気温が高くなくても熱中症にかかってしまうリスクが高くなりますので注意が必要です。

それダメ!夏じゃないからエアコンや扇風機は使わない

梅雨時期の湿度が高い(不快指数が高い)日でも、まだ夏ではないという理由でエアコンや扇風機を使わずガマンしているという方はいらっしゃいませんか?
その行為は「それダメ!」です。

屋内における高齢者の熱中症発症の原因調査では、「エアコンによる適切な室温管理ができていなかったこと」が最も多い原因と言われています。

高齢者の方ほど『節電・倹約のためにエアコンは使わない!』という意識が強いようですが、熱中症は命をも落としかねないコワい病気です。エアコンを除湿モードで運転したり、扇風機と併用するなど、上手に節電しながら安全な環境を整えるのがおすすめです。

湿度が高くてもエアコンは贅沢だからと高齢者はガマンをしてしまう

また、風通しがよいからと窓や玄関の扉を開けっ放しにする方もおられますが、梅雨の間は室外の湿度も高いので窓を開けて換気をしてもあまり効果的ではありません。

梅雨明け前後は熱中症患者が急増

季節の変わり目(梅雨の晴れ間)は体温調節が上手くできない

梅雨から夏への季節の変わり目はとくに注意が必要です。

それまではそれほど暑くはない日が続いたあと、梅雨の晴れ間に突然、気温・湿度が高くなると、暑さになれていない体は変化に対応できないため、体温調節が上手くできず大量の発汗などで熱中症にかかりやすくなります。

湿度が高いと汗が蒸発せずに体温が上がりやすい

梅雨明け直後の猛暑日は要注意

梅雨明け後は「梅雨明け十日」と言って、安定した晴天の日が続くことが多く、この時期の猛暑日は毎年全国で熱中症患者が急増しています。高齢者はこの時期は特に注意しましょう。

夏の本格的な暑さが来る前に、体温調節がしやすい体づくりや快適な環境づくりなど熱中症対策を早めにしておくのが予防のコツです。

高齢者の熱中症対策は早めが肝心

熱中症は真夏ではない時期でも発症する可能性があることを紹介しましたが、では、熱中症対策はいつごろから始めると良いでしょうか。

それはズバリ気温と湿度が上昇し始める6月ごろから始めるといいでしょう。日ごろの生活習慣で予防ができる『衣・食・住』の3つで工夫・対策するのががおすすめです。

衣服 汗を吸い、熱を放散しやすいものを

吸水性・通気性のよい服

梅雨時期からは、吸水性・速乾性に優れた素材のもの、熱吸収率の低い白色や色の薄いものを着るようにしましょう。

また、クールビズスタイルの襟元の開いたシャツや首まわりがゆったりしたものを着たり、カジュアルな服装が許される場所ではシャツの裾を外に出すとか、女性ならズボンよりスカートにするなど蒸し暑さを軽減してくれる服装で過ごすようにしましょう。

食事 栄養と水分補給をしっかり

栄養バランスのよい食事と水分補給

食事は『栄養バランスの良い食事を1日3食(朝昼晩)の決まった時間に摂る』というのは言うまでもないことですが、夏場になると「夏バテ」で食欲がなく朝ごはんを1食抜いて昼ごはんにまとめてということも。

高齢になると水分補給率が減ってきます。もし、食事を一回抜くと、約コップ2~3杯分の水分が不足すると言われさらに体内の水分不足がすすみます。
できる限り食事を抜くことはしないように心がけるとともに、夏場でどうしても食欲がない時でも水分補給と塩分補給だけはきちんとするよう心がけましょう。

水分補給は一度に大量に飲むのではなく、少量を時間をあけてこまめに摂ることで体内での補給がしやすくなると言われています。

熱中症対策のための水分補給の方法・タイミング

また、水分補給率をあげる方法(食事)として鶏肉(ささみ)や大豆などの良質のタンパク質を摂ることが奨められています。

熱中症対策に効果のある食べ物・飲み物

住居 部屋が高温多湿にならない工夫を

日よけのすだれなどで室温の上昇を防止

日当たりのよい(とくに西日が差し込む部屋)では、室内のカーテンをしめるよりも、直射日光があたる窓の外側にすだれなどをつけるのが暑さ対策として効果的です。

また、通気性を高めるため風通しを妨げる家具などがある場合は、場所を少し移動させるなど配置を工夫すると湿度対策にもなります。

それでも外気温が高い真夏日などは、早めにエアコンや除湿器・扇風機を利用して、室内が高温多湿になるのを防ぎましょう。

防犯対策も怠らず
前回の記事でもお話ししましたが、高齢者の方は夏場になると玄関や窓を開けっ放しにしておく方が多くみられます。外出時も熱気がこもらないようにと窓を開けて留守にされる方もおられますが防犯の観点からは非常にキケンですので充分気をつけましょう。
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