眠気が取れない原因は病気?頭痛や吐き気には要注意!

眠気の原因は?

睡眠時間はきちんと取っているのに眠くて仕方がない。

そんな方は、睡眠の時間ではなく「質」に問題があるのかもしれません。

また異常な眠気は、生活習慣や体質だけでなく「病気」が原因ということも。

なぜ眠気が襲ってくるのか、そのメカニズムや考えられる原因についてまとめてみました。

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眠気のメカニズム

眠気は脳からの指令

眠気は、脳が「休みなさい」という指令を出すために起こります。

脳が睡眠の指令を出すのは

  • 脳自体を休ませる
  • 体を休ませる

という2つの目的があります。

「体の疲れ」だけでなく「脳の疲れ」があると、人は健康(正常な体調)を維持できなくなります。

そうなる前に、脳が「今すぐ脳や体を休めてメンテナンス(睡眠)しなさい」と働きかけているのです。

眠気は脳からのサイン

体内時計のリズム

人は身体のには「体内時計」があり、夜になると眠気を感じ朝になると目が覚めるというリズムで生活しています。

体内時計の仕組みは、脳に「中枢時計」があり、体中のあちこちに「末梢時計」があるといわれています。

中枢時計の1日は24時間~25時間周期のリズムで体に組み込まれていて、この体内時計のことを「サーカディアンリズム(概日リズム)」と言います。
ラテン語でサーカは「およそ」ディアンは「一日」、つまりおよそ一日の周期のリズムという意味です。

サーカディアンリズムは光を浴びることによってリセットされるので、たとえば海外旅行など時差のおこる環境でも朝起きて太陽の光を浴びれば、寝る時間と目覚めて活動する時間がきちんと訪れます。

しかし、体内時計を無視して徹夜や夜更かしが続くと、リズムが乱れて脳に疲れがたまります。

スマホで夜更かし
寝る前のスマホは睡眠不足の原因に…

昼食後の眠気は血流の低下&低血糖

食後に眠くなる原因のひとつは、食べ物を消化するために胃や腸の消化器官へ血液が集中し脳への血液量が少なくなるためと言われています。

また、食後の眠気の原因として低血糖(血液中のブドウ糖が不足している状態)も挙げられます。

炭水化物には多くの糖質が含まれ、炭水化物の多い食事を取り過ぎると食後に血糖値が上がります。

それを下げようとして「インスリン」が過剰に分泌されると血糖値が急激に下がります。

血糖値が下がると、脳の活動に必要なぶどう糖の供給量も低下し眠くなってしまいます。

炭水化物が多い食事は眠くなる

体温の低下

人は体温が低下すると眠気を感じると言われています。

お酒を飲んだ後に眠くなるのは、飲酒によってからだが温まり体の表面から熱が発散され、体温が低下するからです。

眠る直前の赤ちゃんの手足が温かくなるのも、熱を外に逃がして体温を下げることで眠るための準備をしているからです。

これらは自然な生理現象で病気などではありません。

不眠で悩んでいる方は、寝る前にぬるめのお風呂に入ったり、軽い運動をして体をあたためて、体の表面から熱を発散して体温を下げるとスムーズに眠りにつくことができます。

寝る前のお風呂は効果的

眠気がとれない原因の多くは生活習慣

睡眠不足による脳の疲れ

「昼間も眠気が取れない」のはおもに睡眠不足が原因です。

脳や体がもっと睡眠を必要としているというサインということです。

適正な睡眠時間は人によって違いますが、概ね6時間~8時間と言われています。

睡眠時間がこれより短いと、脳や体の疲れが完全にとれないため「眠気」のサインを出します。

また、睡眠時間は十分であっても熟睡できていない場合は、脳や体の疲れが残ってしまうため「眠気」のサインが出ます。

寝る前のお風呂は効果的

運動不足による血行不良

睡眠中、人の体内では自然に血管が拡張し手や足から体内の熱を外に逃がすことで体温を調節しています。

しかし、血液の流れが悪いと熱を逃がすことができず体温が下がらないため、眠りが浅く(睡眠の質が低く)なります。

血行不良の原因はいろいろありますが、運動不足が大きな要因です。

適度な運動を続けることで筋肉量を増やし血行不良を改善しましょう。

運動で血行不良・睡眠不足を改善

ビタミン不足による栄養バランスの乱れ

慢性的な眠気の原因として、栄養バランスの乱れ(ビタミン不足)もあります。

眠気と密接に関係しているのが「ビタミンB・ビタミンD」で、これらが不足すると日中でも眠くなるといわれています。

それぞれのビタミンの働きと多く含んでいる代表的な食品は次の通りです。

ビタミンB

糖分をエネルギーに変える働きや脳や神経の活動を活発にする働きがあります。

ビタミンBが不足すると、疲労物質である乳酸が溜まりやすくなり、熟睡できない(眠りが浅い)状態になるといわれています。

ビタミンB多く含む食品
豚肉・レバー・豆類・魚介類・卵など

ビタミンD

ビタミンDは健康な骨や歯を作るのに不可欠のビタミンとしてよく知られていますが、2012年に睡眠に関する医学雑誌JCSM(Journal of clinical sleep medicine)に、ビタミンDの不足が眠気の原因となるという研究結果が発表されました。

睡眠障害の患者を対象に調査したところ、ビタミンDの体内量が少ない人の方が昼間の眠気を強く感じる結果となりました。

ビタミンDを多く含む食品
きくらげ・魚介類(いわし・にしん・いくら・サンマ)・卵黄など

ビタミン不足は眠気の原因に

かぜ薬・鼻炎薬などによる副作用

薬を服用している場合、薬の副作用で眠気が出る場合があります。

風邪薬や鼻炎薬などには、眠気を抑えて覚醒を促すヒスタミンという物質の働きを弱める抗ヒスタミン剤が配合されており、服用後は眠気が出ます。

又、抗不安薬や精神安定剤などを服用している場合も、脳の働きを抑える作用があるため眠気を感じることがあります。

薬を服用している方で眠気を感じるのであれば、今服用している薬の説明書を確認してみてください。

かぜ薬や花粉症のクスリが眠気の原因に

眠気が気になるのであれば、医師に相談して薬を変えてもらうなどされたら良いでしょう。

異常な眠気は『病気』の可能性も

異常な眠気を感じる方は、下記のような『病気』が原因となっている可能性もあるので、ひどい時は病院(専門医)に相談しましょう。

脳の病気「ナルコレプシー」

ナルコレプシーとは、眠気の発作を主な症状とする脳疾患(睡眠障害)のことで、別名を「居眠り病」といいます。

この病気の症状は普段の眠気とは異なり、きちんと睡眠ができているにもかかわらず、日中に突然耐え難い眠気が襲う病気です。

一般的に、人は動いている時や緊張している時は眠気を感じることはありませんが、ナルコレプシーを発症すると場所や状況など関係なく眠気に襲われてしまう厄介な病気です。

この病気は若い世代に発症するケースがほとんどと言われており、日本ではおよそ600人に1人位の確率で発症しているようです。

眠気の原因は病気かも

ナルコレプシは心身症やストレス・脳腫瘍がおもな原因と考えられ、頭痛の症状が現れるケースも多いようです。

常に眠い、どこでも寝てしまうなどの症状がある場合は、その疑いが高いので早めに専門医の診察を受けることが大切です。

睡眠時無呼吸症候群による睡眠不足

昼間、仕事中や車の運転中に眠くなる方は、「睡眠時無呼吸症候群」という病気が疑われます。

無呼吸とは、睡眠時にのどの奥の筋肉や舌が緩み気道を塞ぎ呼吸ができなくなる状態のことを言いますが、夜間睡眠中に無呼吸の状態が10秒以上、一晩に30回以上発生する症状のことを「睡眠時無呼吸症候群」と言い、おもに高齢者に多く発症する病気です。

無呼吸の状態が繰り返し続くことで、脳への酸素の供給が不足し熟睡できない(=睡眠不足の)まま、朝起きても眠気がとれず、日中の仕事中や車の運転中に眠気に襲われます。

この病気は「いびき」と密接に関連しており、いびきがひどい人の多くは程度の差はありますが睡眠時無呼吸症候群である可能性が高いと言えます。

睡眠時無呼吸症候群やイビキも睡眠不足の原因に

いびきがある+日中に眠たくなる方は、専門病院(呼吸器内科、いびき内科など)で一度受診をされるのがよいかでしょう。

根本的な治療は時間がかかりますが、最近は夜間に口に装着するだけで無呼吸を解消することができる矯正器具やマウスピースがありますので予防効果も期待できます。

肝臓の病気・機能低下

肝臓は神経系に深い関係があり、肝臓が悪くなり機能が低下すると自律神経失調症を起こし、熟睡できなくなります。

肝臓はよっぽど悪くならなければはっきりした症状がでないことから沈黙の臓器と言われていますが、炎症を起こしたり機能が低下したりするとサインが出ますので、日ごろから気を付けてサインを見逃さないようにしましょう。

  • 肝臓が悪くなった時のサイン
  • 顔が淡い黄色になる
  • 手のひらや体中の肌が黄色っぽくなる
  • 爪に縦の筋が出る
  • 爪の色が黄色くなる
  • 目の白い部分が黄色くなる
  • 肩や首筋のコリ

などの症状がでたら要注意です。

これらは肝臓に炎症などが起こって、ビリルビンという物質の排泄が上手くできなくなった時に起こりやすい現象です。

このサインを見つけたら早めに病院に行き診察を受けることが大事です。

肝臓「沈黙の臓器」が悲鳴をあげたら要注意!

ストレスによるうつ病~不眠⇒眠気

うつ病になると気分が落ち込み身体のだるさ・倦怠感などの症状が現れますが、眠気も症状のひとつです。

うつ病は「不眠」に悩まされるケースも多く、必然的に睡眠不足⇒日中眠くなるのサイクルになってしまいます。

うつ病にサウナをおすすめする方も多く、血行を促進し体温をうまく調整することで眠りやすい環境をつくるのも予防の手段としておすすめです。

眠気+頭痛・吐き気・めまいの症状

眠気と一緒に吐き気やめまいの症状がある場合は、場合によっては命にかかわる病気もあるので注意が必要です。

脳梗塞

眠気と頭痛が同時に起こる場合には、重篤な病気として「脳梗塞」の可能性も考えられます。

脳梗塞は、脳の血管が血の塊によってつまり、血流が止まるために起こる病気ですが、この病気を発症する前兆として眠気や頭痛・あくびなどの症状が現れることがあります。

眠気+頭痛は脳梗塞の危険性も

妊娠初期・生理前・生理中のホルモン分泌

女性の場合、生理が眠気・頭痛・吐き気の原因となっている場合が多くあります。

生理前や生理中には女性ホルモンの「プロゲステロン」の分泌が多くなります。

このホルモンは妊娠~出産を助ける働きがある大事なホルモンですが、分泌が多いと生理前症候群を引き起こし、眠気・吐き気の症状が出ることがあります。

また、生理中は血管が拡張しやすいため、眠気と一緒に片頭痛に悩まされる場合もよくあります。

女性特有の眠気+頭痛

熱中症

熱中症による眠気は危険なサインと考えられています。

熱中症は気温・湿度が高い場所で激しい運動をした時などに起こりやすく、症状としては頭痛や吐き気・発熱などが知られていますが、眠気も症状の一つです。

熱中症になると体温をさげる機能が失われ、どんどん熱が上がります。

体温が急激に上昇することで脳が大きなダメージを受け意識障害が起き、眠気のサインを出すと考えられています。

眠気が現れるのは熱中症の症状が重症化しているサインですので、、すぐに救急車を呼びましょう。

貧血(鉄欠乏症貧血)

眠気だけでなく頭痛・めまい・吐き気などの症状がある場合、貧血(鉄欠乏症貧血)の可能性があります。

貧血は血液中のヘモグロビンが減少した状態のことで、ヘモグロビンが減少すると酸素を全身に運搬する能力が低下してします。

臓器や体の末端まで十分に酸素を届けられない酸欠状態で、眠気や吐き気の症状が現れると考えられています。

貧血を予防するには、日頃の食事で「鉄分」をしっかり摂ることが大事です。

鉄分を多く含む食品
レバー・魚介類(マグロ・カツオ・赤貝など)・卵黄・ホウレン草・小松菜など

まとめ

眠気の原因はさまざまですが、たかが眠気と侮らずに症状をきちんと把握して、病気の疑いがないかチェックするのが大切です。

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