サウナの入り方で効果的な温度や時間/頻度は?毎日はNG!?

サウナにはさまざまな効果があり、健康にも良いと言われています。

最近はスーパー銭湯などにいろんな種類のサウナが設置され、だれでも気軽に利用しやすくなりましたし、自宅にミストサウナなどを設置して毎日利用する女性の方なども増えています。

ですが、健康的なサウナも入り方を間違えると効果がなかったり、高齢者にとっては危険な状況を招くことにも。。。

サウナの入り方で効果的な温度・湿度はどれくらいなのか?1回のサウナで入る時間や回数・頻度とあわせてまとめてみました。

サウナの種類で違う温度と湿度

サウナにはいくつかの種類があり、それぞれで温度や湿度の設定・発汗の方法・発汗量が違います。

効果的に発汗できる高温乾燥タイプから、高齢者や女性の方にも入りやすい低温・多湿タイプまで代表的な4つのサウナの特徴を比較。

銭湯で定番の高温ドライサウナ

サウナには乾式のものと湿式のものがありますが、スーパー銭湯や公共の浴場などで最も多く設置されている代表的なタイプが乾式のドライサウナです。

高温サウナとも言われ、サウナルーム内の温度は80℃~100℃、湿度は10%くらいに設定され、湿気が無く乾燥した暑さが特徴です。

一般的なドライサウナ

女性に人気のミストサウナ

ミストサウナは湿式サウナのひとつで、70℃くらいの温水を霧状にしてサウナルームに噴霧し、ルーム内の温度を上昇させます。

サウナルーム内の室温は40℃~50℃位で湿度は100%に近く低温多湿の空間となります。

乾式と比較するとかなり低めの温度設定ですが、ミストの効果で熱が体に直接伝わりやすいので低温でも十分な汗をかけます。

ミストにアロマを混ぜてリラクゼーションや癒し効果を高める工夫をしているサウナもあり、女性に方にも人気となっています。

ミストサウナは女性に人気

サウナ効果抜群のロウリュウ

北欧フィンランドに昔から伝わる伝統的なサウナ風呂のひとつです。

ロウリュウは「蒸気」の意味で、高温のサウナストーンに水をかけて蒸気をつくり、それをタオルやうちわなどを使ってあおいで蒸気(熱波)を送ります。

サウナルーム自体の温度は80℃くらいで、ドライサウナより少し低めですが、熱波を浴びることで体感温度が約100℃くらいに上がり、効率よく大量の汗をかくことができる入浴法です。

蒸気の熱波で効率よく発汗できるロウリュウ

シニアにおすすめの岩盤浴

床に敷き詰めた岩盤(天然の鉱石など)を温めることにより発生する遠赤外線を利用した温熱設備で、温められた天然の鉱石の上にバスタオルなどを敷いて横たわり、遠赤外線の効果で発汗を促します。

サウナルーム内の温度は40℃前後と他のサウナに比べるとかなり低温で「お湯を使わないお風呂」とも言われています。

体への負担が少ないためサウナルーム内もすごし易く、高齢者の方でも無理なく利用ができおすすめです。

低温でリラックスできる岩盤浴は高齢者にそすすめ

ドライサウナの効果的な入り方

サウナの種類や入り方にはいろいろな方法がありますが、最も設置数の多いドライサウナに入る場合の入り方についてご説明します。

サウナに入る前にすること

水分をしっかり摂る

脱衣所に飲料水を置いているところが多いと思いますので、浴室・サウナ室に入る前に水分を摂ることをおすすめします。

とくに高齢者の方は体内の水分が少なめですので、熱中症・脱水症を防止するためにもコップ一杯程度の水分を飲んでおきます。

サウナの前はコップ一杯の水分補給を

体を洗って汚れや皮脂を落とす

サウナに入る前に浴室で身体をしっかりと洗います。

身体に汚れがついていると、毛穴から汗が出るのを邪魔してしまいますし、汗腺に老廃物が溜まったままだと汗臭や脂臭・加齢臭などがサウナルームに広がりまわりの方への迷惑にもなります。

サウナ前に体を洗って汗腺の皮脂や体の汚れを落とす

浴槽に浸かって体を温める

身体を温めてからサウナに入ると汗が出やすくなりるので、身体を洗ったら浴槽に入ってしばらく温まります。

浴槽に入る前にはかけ湯をして入るのもマナーです。

サウナの前はコップ一杯の水分補給を

濡れた身体を拭く

浴槽から出たらタオルで濡れた体の水分を拭き取ります。

濡れたままサウナに入ると、肌についた水分が熱を奪って蒸発するため身体が冷やされ汗が出にくくなります。

サウナに入る前に体の水分を吹いておく

サウナに入る時間・回数

サウナに入る時間で効果的なのは、8~10分/1回と言われています。

サウナは1回で長時間入るよりも、一旦室外に出て身体を冷やし、しばらく休憩してから再度サウナルームに入るという入り方が効果的で、これを2~3回繰り返すくらいがちょうど良いとされています。

高齢者の方は体力も考慮して、サウナに入る時間は5分~8分程度の短めにして、回数を増やすほうがおすすめです。

サウナに入る時間

サウナと水風呂の温冷交代浴

サウナのある施設ではすぐ近くに「水風呂」が用意されているところが多く、サウナ室で汗を流した後、外に出て水風呂で身体を冷ますのがよくある入り方です。

このやり方は『温冷交代浴』と言い、血管を膨張・伸縮させることで自律神経の働きを活発にする効果がある入浴法として広まっています。

しかし、高齢者にとって「水風呂」は冷たすぎる(通常15℃~20℃くらいの設定温度です)ので身体への負担が大きくあまりおすすめできません。

高齢者の方は水風呂に入る代わりに、25℃~30℃位の『冷水シャワー』を使って身体を冷やす方法をおすすめします。

シニアにおすすめのサウナの入り方|冷水シャワー

サウナに入る頻度~毎日はNG?

サウナは健康な人でも身体(とくに心臓)にかなり負荷がかかります。毎日サウナに入ることで身体に負担をかけてしまうことがありますので注意が必要です。

汗を大量にかくことで血液中の水分が失われ一時的にドロドロ血になりますし、鼓動も早くなるので、とくにシニアの方で高血圧や動脈硬化などの持病がある方は毎日のサウナはおすすめできません。

サウナは週1~2回程度が一番健康的に楽しめるペースだと言えるでしょう。

サウナに入った後はケアも忘れずに

熱中症予防にスポーツドリンクで水分・塩分補給

サウナで多量の汗をかくことで水分が多く失われますのでサウナから出たら、まず水を一杯飲むようにしましょう。

また、汗と一緒に老廃物も排出されますが、その際に体に必要なナトリウムやビタミンなどのミネラルも失われます。

水分だけの補給ではこのミネラルが不足し熱中症の症状を引き起こしたりする可能性がありますので、水分だけでなくビタミンやナトリウムを補給することが必要です。

水分と塩分を同時に補給する飲料として、ポカリスエットやアクエリアスなどのスポーツドリンクが最適です。

サウナの後のビールはNG

サウナで汗をかいた後のビールは美味しいですが、ビールを飲むと水分補給どころか、むしろ利尿作用でどんどん水分が失われます。

サウナで汗を流してもともと水分量が減っている体に、更に追い打ちをかけるように水分を減らすので、身体に大きな負担がかかり、脱水症状から熱中症にかかるリスクが高くなります。

サウナの後も飲酒は慎むのが無難です。

身体のほてりをとってから着服

サウナから出た後、まだ身体がほてっている状態で服を着てしまうと、火照った身体から汗が出て、それが冷えることで風邪をひいたりすることもあります。

脱衣所でほてりを十分冷ましてから服を着ることで風邪を予防できます。

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