加齢臭を消すにはミョウバン水に重曹!消臭効果のある成分まとめ

加齢臭を消す消臭成分

加齢臭対策にはいろいろな方法があり、前回は加齢臭予防に効果のある食べ物・飲み物など食事による内部からの改善方法をご紹介しました。

そこで今回はダイレクトに、臭いの原因となる脂肪酸やノネナールを除去・消臭する成分や素材をご紹介。

加齢臭を消す方法=原因成分の除去と抗菌

加齢臭についてこれまでご説明してきましたが簡潔にまとめると、

  1. 脂肪酸(ヘキサデセン酸)が、
  2. 皮膚常在菌によって分解されると
  3. 加齢臭の原因物質「ノネナール」となる

というメカニズムとなっています。

ですので、加齢臭対策には、

  1. 原因成分となる脂肪酸の除去
  2. 肌(皮膚)を清潔に保つ清浄と抗菌
  3. ノネナールから発生するニオイの消臭

をポイントに、それらの効果を持つ成分が配合された石鹸やボディソープ・シャンプー・スプレーなどを使うのが効果的です。

加齢臭対策としてよく使われている成分としては、下記のようなものが挙げられます。

加齢臭対策におすすめの成分・素材

ミョウバン

ミョウバンとは、カリウムやアンモニウムとアルミニウムなどの金属が結合してできた「食塩のような物質」で、色落ち防止や煮崩れ防止に食品添加物として使われています。

ミョウバンには、消臭作用・制汗作用・殺菌作用があり、とくに消臭作用はミョウバンに含まれる金属が臭いの元となる成分と反応することにより、強い消臭効果がでることがわかっており加齢臭対策としても人気の成分で、石鹸やスプレーなどさまざまな製品に配合されています。

また、ミョウバン水は作り方も簡単で、自分で作ればコストも抑えることもできるので、まずは手ごろにできる対策として試してみられるのがおすすめです。

ミョウバンは楽天などの通販サイトで100円/30g程度で販売されています

ミョウバン水の消臭スプレーの作り方

ミョウバンを消臭用スプレーとして使うには、水で溶いてミョウバン水を作ります。

作り方は、水500CCにミョウバン15~20グラムを入れ、かき混ぜるだけです。

ミョウバンは水に溶けにくいので作ったあと良く振ってから、1~2日置いておくと透明な液体になりますので、それをスプレー容器に入れて使います。

100均などで販売している携帯容器などに入れれば、持ち運びも簡単でどこでも使えます。

柿渋(柿タンニン)

柿渋は、渋柿の果汁を発酵させてつくられ、柿渋の中にはタンニンと呼ばれる成分が多く含まれています。

タンニンには、悪臭の元となる脂質やタンパク質と結合して別の物質に変える働きがあり、高い消臭効果があることがわかっています。

とくに加齢臭やミドル脂臭などの消臭石鹸には欠かせない成分であり、人気の加齢臭対策石鹸のほとんどに柿渋の成分が配合されています。

『薬用』の柿渋石鹸は人気のアイテム

茶カテキン

緑茶やウーロン茶・甜茶など「お茶」にはカテキンが含まれています。

カテキンはポリフェノールの一種で、臭い成分を吸着して消臭する作用があります。

さらに抗菌・抗酸化作用で雑菌の繁殖を抑え、加齢臭の元となる「ノネナール」の生成を抑えてくれる働きもあります。

また、加齢臭とは直接関係はありませんが、カテキンの消臭効果は抜群で緑茶の出しがらを乾燥させ、ニオイの気になるところに置いておくだけで、嫌な臭い吸着し抑えてくれる効果があります。

ポリフェノール

ポリフェノールは、食べ物や飲み物の中に含まれており、苦み・渋み・アク・色素などの成分となっている物質全体のことで自然界に存在しており、5000種類以上あると言われています。

どのポリフェノールにも共通している特徴は、「抗酸化作用」の働きを持っていることです。

抗酸化作用とは、前回記事でご説明したとおり、「活性酸素」の生成量を抑えてくれる働きのことで、酸化によって発生する加齢臭の原因「ノネナール」の増加を抑える働きになります。

先ほど説明した、柿タンニンなどもポリフェノールの一種です。

銀イオン(Ag)

銀イオンは、銀が+の電荷を帯びて水などの溶媒に溶けたものです。

銀イオンには、バクテリアを殺菌する作用や細菌の増殖を抑制する抗菌作用があり、銀イオンを含んだスプレーを肌に吹きかけることで臭いの発生を抑えてくれ、銀イオン+アロマオイル配合の商品などお部屋の消臭を目的とした製品も売られています。

石鹸に銀イオンが含まれているものは、皮脂や汚れを洗い流したあとに抗菌作用が働くので、より効率的に加齢臭を対策できます。

銀イオンの抗菌と竹炭の清浄・消臭が人気の加齢臭対策石鹸AGICA|アジカ

重曹(炭酸水素ナトリウム)

正式名は炭酸水素ナトリウムといいます。

水にこの重曹とクエン酸を溶かすと炭酸ガスが発生し炭酸水(ソーダ水)ができ、砂糖を加えるとサイダーになります。

重曹はアルカリ性の性質を持っており、酸性の臭いを中和して消臭する働きをするので、酸性の臭いの一つである加齢臭に対しても消臭効果が期待できる素材です。

重曹を入浴剤として使う方法

重曹をお風呂に溶いて入浴剤として使う手もあります。

主成分が重曹の重曹泉という温泉もあるように、重曹はお風呂でも効果を発揮します。

重曹入りのお風呂に入ることで、酸性の臭いの一つである加齢臭に対しても効果が期待できます。

重曹はドラッグストアやスーパーで、1㎏入りが400円~600円くらいで手に入るのでコストも安く長く続けられます。

重曹風呂の作り方

重曹を入浴剤として使う場合、掃除用ではなく食品用を使うのがおすすめです。(間違ってなめても安全です)

入れる時の量としては25~35グラム(大さじ2杯~3杯くらい)が適量です。

多く入れすぎるとアルカリ性の濃度が高くなり、肌荒れなどを起こすリスクがあるので注意してください。

楽天の口コミで人気の国産重曹1kg422円

ユーカリ

コアラの食べ物として良く知られているユーカリですが、濃い緑色の葉の常緑樹です。

ユーカリの葉からつくられるユーカリ油には、強い抗菌作用と優れた消臭作用があります。

洗濯するときなどに洗剤と一緒に数滴を入れると、衣類の消臭に効果があると言われています。

ユーカリの精油は、清潔感のあるクールで染み透るような香りが特徴です。

ユーカリの精油(アロマオイル)は1,000円程度で入手できます。)

ノコギリヤシ

ノコギリヤシには直接消臭する効果はないようですが、ノコギリヤシの果実に含まれる成分に男性ホルモンを抑制してくれる作用があります。

男性ホルモンの分泌量が減ることで、加齢臭を含む男性特有の体臭を軽減する効果があると言われています。

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