ドラム式洗濯機におすすめの洗濯槽クリーナーと使い方まとめ
近ごろの洗濯機といえば、衣類の痛みが少なく衣類乾燥もできる『ドラム式』が人気です。
昔ながらの縦型タイプと同じように「洗濯槽クリーナー」での掃除(槽洗浄)もできますが、ドラム式洗濯機に使える洗剤は限られています。
そこで、ドラム式洗濯機におすすめの洗濯槽クリーナーとその使い方をまとめてみました。
メーカー純正のドラム式洗濯槽クリーナー
ドラム式洗濯機の洗濯槽クリーナーには、メーカーの純正品とその他の市販品があります。
市販品でもドラム式洗濯機に使用可能な製品もありますが、各メーカーの取扱説明書に記載されている純正の洗濯槽クリーナーのほうが安心して使えます。
各メーカーのドラム式洗濯槽クリーナーを比較
各メーカー純正の洗濯槽クリーナーを比較すると以下のようになります。
メーカー | 型式 | 希望小売価格 | 内容量 | 区分・タイプ |
---|---|---|---|---|
パナソニック | N-W1 | 2,000円(税抜) | 750ml | 塩素系・液体 |
パナソニック | N-W2 | 1,600円(税抜) | 750ml | 塩素系・液体 |
日立 | SK-1 | 2,000円(税抜) | 1500ml | 塩素系・液体 |
東芝 | T-W1 | 2,000円(税抜) | 1500ml | 塩素系・液体 |
.シャープ | ES-C | 2,000円(税抜) | 1500ml | 塩素系・液体 |
パナソニック製 洗濯槽クリーナー【N-W1/N-W2】
パナソニックだけは、洗濯槽クリーナーに【N-W1】と【N-W2】の2種類があります。
どちらも、主成分は次亜塩素酸ナトリウムの『塩素系』液体クリーナーですが、容量が違い(N-W1:1500ml/N-W2:750ml)となっています。
ドラム式洗濯機に使用する量は750mlでよいという理由でN-W2を推奨されていますが、N-W1をドラム式に使用しても大丈夫とのことです。
日立 洗たく槽クリーナー【SK-1】
日立からは洗たく槽クリーナー【SK-1】が純正品として販売され、こちらも主成分は次亜塩素酸ナトリウムで塩素系の液体洗濯槽クリーナーになります。
パナソニック以外のメーカーには「ドラム式洗濯機専用」の製品はなく、どの洗濯機にも使用できます。また、使い方(使う量)も1回の槽洗浄で1本(1500ml)を全部使う方法で説明されています。
東芝製 洗濯槽クリーナー【T-W1】
【T-W1】は東芝製の純正洗濯槽クリーナーになり、パナソニックや日立と同じ塩素系のクリーナーで、主成分や容量・使い方もほぼ同じです。
ここまで見ていただいてもわかるように、同じ容器でラベル(帯)部分だけがメーカーごとに違うだけかと。
シャープ製 洗濯槽クリーナー【ES-C】
シャープ製の洗濯槽クリーナー型式は【ES-C】で、こちらも他のメーカーと同じ塩素系の液体クリーナーになります。
使い方(1回に使う量)の説明を見るとシャープだけは日立・東芝と異なり、ドラム式の場合は1本まるごとではなく半分(750ml)の量が指定されています。
ドラム式洗濯槽クリーナーの使い方
メーカー純正の洗濯槽クリーナーは、塩素系の液体タイプですので使い方はほぼ同じになります。
洗濯機のメーカー・型式により「槽洗浄コース」がない場合もありますが、おおまなかやり方は以下のようになります。
- まず窓や扉を開けて部屋の換気をよくします。
- 糸くずフィルターのごみを取り除きます。
- 洗濯機のドアを閉め電源を入れます。
(衣類などは入れません) - 洗濯コースの「槽洗浄」コースを選びます。
※「槽洗浄」コースがなければ「洗い」 - スタートボタンを押し給水します。
- 給水した後ドラムが回転し始めたら一時停止します。
- ドアを開けてドラムの中に洗濯機クリーナーを入れます。
- ドアを蓋を閉めて再度スタートします。
- 約11時間でクリーニングが終了します。
- 石鹸カスなどが出た場合はぞうきんで拭き取ります。
- 再度、糸くずフィルターのごみを取り除きます。
塩素系の洗濯槽クリーナーは殺菌力が強く、黒カビや雑菌を分解して洗濯槽の汚れを除去してくれますが、ニオイが強く皮膚などにつくと肌荒れなどを起こすので、必ず手袋とマスクを用意しておきましょう。
ドラム式の洗濯槽クリーナーは塩素系
各メーカーの純正洗濯槽クリーナーは、次亜塩素酸ナトリウムを主成分とした「塩素系」の液体タイプのみとなります。
市販品でも『ドラム式洗濯機に使える洗濯槽クリーナー』は塩素系がほとんどで、酸素系の製品や塩素系でも泡立ちするものはドラム式に使えないので市販品を購入するときは注意が必要です。
以下に市販品でおすすめの洗濯槽クリーナーもまとめてみましたのでご参考に。
ドラム式におすすめの洗濯槽クリーナー~市販品
ドラム式洗濯機にはメーカー純正の洗濯槽クリーナーがおすすめですが、塩素系しかありませんしお値段も1本が1,000円以上でお高め。
そこで、ドラム式洗濯機に使えて価格もお手ごろな市販品のおすすめ洗濯槽クリーナーをご紹介。
【ジョンソン】洗たく槽カビキラー(塩素系)
ジョンソンの洗たく槽カビキラーには塩素系と酸素系がありますが、塩素系はドラム式洗濯機・縦型全自動洗濯機のどちらにも使える洗濯槽クリーナーです。
主成分はメーカー品と同じ「亜塩素酸ナトリウム」で、独自の浸透成分が配合されており、洗濯槽裏にへばりついた黒カビなどに浸透し細かく分解します。
防サビ剤も配合されておりステンレス槽にも安心して使えます。
【エステー】ウルトラパワーズ 洗濯槽クリーナー(塩素系)
液体タイプの塩素系洗濯槽クリーナーで黒カビや菌を分解除去し、カビ臭を消臭する効果もあります。
メーカーからのワンポイントアドバイスでは、初めて使う場合や汚れがひどい場合は、6時間くらいつけ置きすると効果的だそうです。
【ウエ・ルコ】風呂水ポンプも洗える洗たく槽クリーナー(塩素系)
錠剤と粒剤がセットになっためずらしいタイプの商品で、洗濯槽のクリーニングと風呂水ポンプのヌメリ取りが同時に行える便利なお掃除グッズ。
使い方も簡単で、錠剤をお風呂の残り湯に入れてポンプで風呂水を給水、粒状の洗浄剤をドラムの中に直接投入し標準コースで1サイクル(洗い→すすぎ→脱水)を行います。
洗浄後は除菌・消臭効果で洗濯槽を清潔に保つことができます。
【レック】激落ちくん洗濯槽クリーナー(酸素系)
業界初!液体と粉末のW効果で洗濯槽の溜まった汚れをごっそり落とす!
カビ取りの除菌能力と汚れの洗浄能力を両立させた洗濯槽クリーナー。
主成分は酸素系の過炭酸ナトリウムと過酸化水素ですが、除菌・カビ除去率は99.9%と高く、消臭効果もあります。
塩素系クリーナーに比べてニオイも少なく安全ですが、漂白剤など塩素系と混ざると有毒ガスが発生し危険ですので注意しましょう。