愛犬と長距離ドライブ時の注意点~車の乗せ方/車酔い対策&必需品
愛犬と長距離ドライブをする時に知っておきたい安全な「車の乗せ方」や、「車酔い・震える・嫌がる」など困った時の対策法、持っておきたい必需品グッズなど、犬連れの長距離・長時間ドライブで注意すべきポイントをまとめ。
目次
愛犬とのドライブで注意するポイント
愛犬とドライブする前に準備しておくこととドライブ中・休憩中の注意点を簡単にまとめてみました。
ドライブ前の注意点
- 食事は済ませておく
- ドライブ中、車内での食事は避けた方がよいので、お出かけする前に済ませておきます。
長時間のドライブでも食事はドライブが終わってからにしましょう。
どうしてもの場合は、なるべく消化の良いものを用意しておきます。 - 車の換気をしておく
- 犬の嗅覚はご存知の通り、人間の100万倍とか1億倍とか言われるぐらい敏感です。
ガソリンの匂いやカーエアコンの臭いで、車酔いして嘔吐するコもいます。
高速はもちろんわんこが乗っている場合は、下道をドライブ中でも窓を開けると危ないので、運転前に犬用消臭スプレーもしくは車内換気をしてきれいな空気ででかけましょう。 - 車の汚れ防止・愛犬の落下防止にドライブシート
長時間のドライブだと社内でそそうをしてしまうコや興奮でよだれがたくさんでるコも。座席シートの汚れ防止のために犬用のドライブシートを用意しておくと掃除も簡単です。ハンモックタイプなら愛犬が座席の下に落下するすのも防げて一石二鳥!
ドライブ中の注意点
- 安全運転が一番!でも万が一にも備える
- ドライブ中は急ブレーキや急カーブなどをしないよう安全運転が一番ですが、もしものことも考えてなるべくわんこが動き回らないような状態にしておくのがベスト。
わんこを自由にさせている車もよく見かけますが、事故やトラブルはいつどこで起きるかわかりません。
とくに遠出のドライブは土地勘もない場所だったりもするので。 - 愛犬を守るドライブボックスやセーフティベルト・ハーネスは必須
シート・座席などに固定できる犬用のドライブボックスやハーベス、シートベルトに差し込めるセーフティベルトなどで、愛犬のカラダをしっかり固定しておくのがベストです。
長時間や長距離のドライブでなくても安全のためつけておきましょう。- 車内の温度
- 季節によっては車内の温度がかなり上がります。
フロントにしかエアコンがない車だと後部座席がなかなか効かないことも。
わんこの息遣いなど様子はこまめに見るようにしましょう。
休憩中の注意点
- こまめな休憩でリフレッシュ
- 長時間のドライブなる場合は、なるべくこまめに休憩をとるようにしましょう。
とくに大型犬の場合、狭い車内で窓を閉め切られてストレスもたまりやすく、車酔いしたりもあります。 - トイレの始末はマナーを守って
- お出かけ先でトイレをする場合も、もちろん後始末やマナーを守るのが大事。
うんちはゴミ箱に捨てたりせずきちんと持ち帰りましょう。(車内が匂わない犬用ドライブグッズが便利です。)
遠方だからちょっとぐらい・・・と気を抜いてしまうと、思わぬトラブルにわんこまで巻き込まれてしまうことも。 - 休憩は車の周囲で
- 高速道路のSA/PAはペット連れ込みNGのところがまだまだ多めです。
休憩で外に出してあげても、車のまわりだけなので注意が必要。
飛び出したりしないようリードを車に固定し、アスファルトが熱くなっているので肉球保護も忘れずに。
愛犬が車を嫌がる場合には
公園や庭での散歩に慣れた子は最初から喜んで乗ってきたりもしますが、突然、乗せられるとやっぱり緊張する子もいます。
まずは静かなエンジンのかかっていない状態で、小さい子なら抱っこしていっしょに乗せて少しづつ馴らしてあげるのがおすすめ。
最初のうちは自分の匂いのするクッションや毛布を用意しておくのがよいです。
車に乗ると震える場合には
車に乗せるといつもブルブルと震えているという場合は、『車に乗る=病院に行く』などよくないことが起こると学習してしまっている場合が多々あります。
普段からなるべく車に乗る機会を作り、ぐるっと家の周りを走るだけで何も起こらないこともあることや、公園に行って散歩ができる・ドライブのあとにおやつがもらえるなど楽しいことを連想できるようにしましょう。
また、いつもは平気だけど長時間のドライブになると、いつもと違う行動で(おうちに帰らないの?)と不安や焦りから震えるコもいます。
密閉された車内で閉塞感が続くことも原因にあるので、こまめに休憩し外の空気を吸わせてあげましょう。
もちろん、本当に病気で体調が悪いことも想定しておくことは必要です。
犬の車酔い対策(酔い止め)にはアロマ
犬の車酔い対策には、↑でもお話ししたように、「臭い」を除去しておくのが大切です。
とくに、エアコンのクサい臭いなど刺激臭にはより敏感ですし、車用の芳香剤も種類によってはニガテな香りがあります。
(これは人間でもそうですよね)
他にもエンジン音やドライブの揺れ、狭い車内でのストレスなどが大きな原因。
そして、犬の車酔いにはこんな症状が見受けられます。
- 嘔吐する
- あくびが増える
- ぶるぶる震える
- よだれがたくさん出る
- 落ち着きがなくなる
- 吠える など
もし、車酔いしてしまった!という時には、犬用のアロマローションなどが効果的です。
リラックスできるラベンダーやペパーミント、吐き気を抑えるジンジャーなどの香りがついたローションで、体を優しくマッサージしてあげると酔いも落ち着きます。
ドライブ中、車の中で吠える癖があるというわんこにも、出発前にマッサージしてあげると効果的です。
犬連れ長距離/長時間ドライブの必需品
普段のおでかけとは違う長時間のドライブでは、なにかあった時のためにも以下のような日用品・マナーグッズは必ず用意しておきたい必需品です。
- ウンチ袋
- おさんぽと同じでフンの処理は必須。トイレに流せるタイプがおすすめです。
- ペットシーツ
- 外出先でのトイレはもちろん、吸水性もすぐれているのでなにかと便利です。
- 消臭スプレー
- 車内でそそうをしてしまった時などに。
- 古新聞
- ちょっとした汚れ物や泥のついたわんこの服・靴・リードなどを包むのに。
- ビニールシート
- ドライブシートが汚れて使えなくなってしまった時の応急処置として。
- 大きめのタオル
- 急な雨でカラダが濡れてしまったときや山間部など急な冷え込みのときにも。
- ビニール袋
- 犬用だけでなく人間用にも車酔い対策として必携です。
- ペットボトル(水)
- 飲み水だけでなく、汚れを落としたりにも使えて重宝するのがお水。2~3本あると便利。
わんこ関連施設があるSA/PA情報
高速のサービスエリアやパーキングエリアでは、ペットの同伴はNGのところが一般的でしたが、最近ではわんこ関連施設のあるSA・PAも増えてきました。
HONDAの公式サイト(下記リンク)で全国のわんこ対応している施設がマップでまとめられているので、お出かけ前にチェックしておくのがおすすめです。