弔電を送るタイミングはいつまでに?通夜・葬儀当日に間に合わない時は
訃報をいただいたけどお通夜・葬儀にはやむなく列席できない。
そこで手配するのが弔電ですが、悩むのがお悔み電報を送る(届く)タイミング。
配達日・到着時間はいつがベスト?
通夜に届いても失礼ではない?
葬儀の当日に送っても間に合う? など
弔電はいつまでに手配するのがマナーなのか、弔電の送り方~送るタイミングと即日でも間に合う電報の打ち方をまとめ。
目次
まずはお葬式の流れを把握
弔電を送る前に一般的なお葬式(仏式)の流れを確認しておきましょう。
通夜~葬儀~告別式
- 通夜
- まず通夜は、故人と親しかった人が葬儀の前日の夜に別れを惜しむ儀式です。
もとは親族や近親者だけで行う儀式でしたが、最近は、昼間は時間が とりにくく葬儀に参列できないような時、一般会葬者も通夜に参列するケースが 多くなっているようです。 - 葬儀
- 故人の冥福を祈りお坊さまにお経をあげていただく儀式で、遺族や近親者で執り行われます。
- 告別式
- 故人にゆかりのある人々が最後の別れを告げるための儀式です。知人友人等はこの告別式に参列する形になります
葬儀と告別式はもともと意味が違いますので、葬儀後に告別式を行うのが正式な やり方ですが、最近は葬儀と告別式を合わせて行うのが一般的になっています
通夜は当日?日取り・タイミング
通夜は訃報を受けた当日に執り行われる場合もあれば、お亡くなりになられた時間・葬儀場(火葬場)の混雑具合・日柄(友引)で翌日・翌々日となることもあります。
弔電は通夜と葬儀どちらのタイミングで送る?
葬儀日(当日)に配達だと…
葬儀当日は会場の混雑も予想されますので、配達日は、準備の都合等も考慮し、できれば「葬儀(告別式)の前日」にするのがベストです。
通夜に弔電が届くのは失礼?
弔電は訃報を受けてすぐに送るのがマナーですので、早く届くことで失礼になることもありませんし、通夜の時間帯に弔電が届いてもまったく問題はありません。
弔電はいつまでに間に合うよう届けるべき?
弔電の読み上げまでに
弔電は、葬儀(告別式)において喪主より読み上げ(拝読・奉読)されるのが一般的で、その時刻前に届けることが必須です。時間でいつまでにと言われれば、
- 葬儀の場所が斎場の場合
- 葬儀開始の3時間前がタイムリミットと考えましょう。
- 葬儀の場所が自宅の場合
- 斎場よりも当日の混雑が予想されますので、葬儀日の前日中に届くよう手配しましょう。
当日間に合う!?お悔やみ電報の即日配達
NTT[115]の電報即日配達
NTT東日本・NTT西日本では、当日申し込みの電報を即日配達してくれるサービスがあります。
午後7時まで(フラワー電報は午前8時~正午まで)に申し込みすれば当日配達してもらえます。
NTT電報の申し込み時間と配達時間の関係
申し込み時間 | 配達時間 |
---|---|
午前8時~19時申込 | 申込当日中に配達※時間指定なし |
午前19時~0時申込 | 申込翌日朝8時以降に配達 |
午前0時~8時申込 | 申込当日8時以降に配達 |
申込は電話[115]か、インターネット(D-MAIL)で利用できます。
NTTの即日配達は時間指定できない?
NTTの電報サービスでは、葬儀当日の朝に打電した場合、即日配達はできますが配達時刻の指定はできません。普通なら2~3時間後には届きますが、葬儀の開始時刻に確実に届くかどうか保証はされていません。
当日の朝に打電して確実に届けたい場合は、申込後3時間以内に届けてくれる電報サービスなどを利用するのがおすすめです。
電報サービスVERY CARDの電報を3時間以内に届けてくれる即日配達サービス『サプライズ便』
VERY CARD(運営:ヒューモ二―)は、まだNTTの電報しかなかったころ民間で始めて電報サービスを開始した実績のある老舗の電報会社です。配達可能なエリアが大都市近辺(東京・大阪・名古屋・福岡・札幌)に限定されますがお急ぎの場合に便利です。
弔電が間に合わない場合は
訃報を知ったのが葬儀当日で、今から弔電を送っても時間までに届けられない。という場合は、弔電を送ることはあきらめましょう。
葬儀後、電報が届くのは失礼
- 間に合わなくても出さないよりはいい。
- 葬儀に間に合わないなら、自宅に送ればいい。
という間違ったアドバイスをする方もおられたりしますが、弔電は遺族が決めた葬儀(告別式)の日時に参列することができないため、すぐに届く電報という「手紙よりも形式的に簡易な手段」を使ってお悔みの気持ちを伝えるものです。
最近では手紙よりも豪華なものが多いので勘違いしやすい点ですが、葬儀が終わった後に自宅などへ電報が届くのは大変失礼にあたります。
葬儀後のお悔やみ状は手紙で
葬儀に間に合わず後日お悔やみの言葉を送る際は、弔電ではなく手紙(お悔やみ状)で弔意と参列できなかったことのお詫びを伝えるようしましょう。
その際、お香典をつける場合は現金書留で送ります。
もちろん訪問できるようであれば、直接お悔やみの言葉をお伝えに伺うのがベストです。