ETCマイレージのポイント交換は還元率(額)に注意!自動還元は損?
ETCを利用して高速料金を支払うとポイントが貯まるお得な「ETCマイレージサービス」ですが、割引に使うためにはポイント交換(還元)が必要になります。
ポイントは交換するタイミングによっては割引率(還元額)が低くなることもあり、毎回ポイント交換するのが面倒な方向けに「自動還元サービス」もありますが損をしてしまう場合も・・・
ETCマイレージポイントを効率よく貯める・使うにはどうすればいいか?お得な使い方についてまとめてみました。
目次
ETCマイレージのポイント還元率(いくら付く?)
ETCマイレージの還元率は高速道路会社で違う
ETCマイレージは高速料金の利用料に応じてポイントが還元されますが、高速道路事業者によって還元率が異なります。
利用頻度の大きいNEXCO東日本・中日本・西日本と本四高速の場合、10円につき1ポイント(10%)つきます。
地方都市の福岡北九州高速・名古屋高速・広島高速は仕組みが異なり、100円につき1ポイント+加算ポイント方式を採用しています。
首都高速・阪神高速はETCマイレージ対象外
高速道路の中でもETCマイレージポイントがまったくつかない区間があり、首都高速と阪神高速は割引対象外になっています。
(阪神高速のうち8号京都線は割引対象)
平日朝夕割引は最大50%ポイント還元!
ETCマイレージの平日朝夕割引は、月曜~金曜の朝6時~9時・夕方17時~20時の高速利用料金に対して大幅な割引(ポイント還元)が適用されるサービスで、1ヶ月の利用回数に応じて最大50%のポイントが付与されます。
ただし、こちらも高速道路によっては割引対象外のエリアがあります。
平日朝夕割引の詳細はこちらでまとめています。
ETCマイレージポイントの交換・割引
ETCマイレージポイントの使い方
貯まったETCマイレージポイントは、そのまま高速料金の割引として利用することはできず、無料通行分に還元=ポイント交換することで使えるようになります。
一定の額が貯まるとポイント交換できますが、獲得ポイントによって還元額が変わるので注意が必要です。
交換するポイント数でかわる還元額(割引率)
高速料金の支払い(無料通行分)に使える還元額は、交換する獲得ポイント数によって還元額が変わってきます。
NEXCO東日本・中日本・西日本と本四高速の場合は下表のとおりです。
支払料金 | 獲得ポイント数 | 還元額 | 割引率 |
---|---|---|---|
10,000円 | 1,000ポイント | 500円 | 5.0% |
30,000円 | 3,000ポイント | 2,500円 | 8.3% |
50,000円 | 5,000ポイント | 5,000円 | 10.0% |
ポイントが多い程割引率が高く、1万円と5万円では倍の差になりますので、ポイントを還元額に交換するタイミングは、上限の5万円もしくは有効期限の直前まで貯めてから交換すると還元率がより高くなりお得です。
ポイント交換の上限額(最大割引)
ご説明した通り、ポイントはある程度貯めてから交換するのがお得ですが割引は無制限ではありません。
マイレージポイントの割引は通行料金50,000円に対し還元額5,000円が上限となっています。
通行料が上限の50,000円を超えた場合は、そこで還元額に交換しておくのがおすすめです。
高速の利用頻度が多く5万円の上限にすぐに達してしまう方や、毎回ポイント交換するのが面倒という方には自動還元サービスが便利です。
ETCマイレージの自動還元サービス
自動還元サービスとは、自動還元の単位となる一定のポイント数が貯まった時点で、自動的にポイントを還元額に交換してくれるサービスです。
自動還元されるタイミング(ポイント数)
自動還元の処理は毎月20日に実施され、翌日以降の通行料の支払いに使えます。※自動還元サービスを受けるには事前に申し込みが必要です。
自動還元の単位(ポイント数)は高速道路会社によって異なりますので、以下の表をご確認ください
高速道路会社 | ポイントの 自動交換単位 | 還元額 |
---|---|---|
NEXCO 東日本/中日本/西日本 | 5,000ポイント | 5,000円 |
本四高速 | 5,000ポイント | 5,000円 |
福岡北九州高速 | 1,000ポイント | 1,000円 |
名古屋高速 | 1,000ポイント | 1,000円 |
広島高速 | 1,000ポイント | 1,000円 |
ETCマイレージの自動還元はべんりでお得!
自動還元サービスの自動交換単位はどれも上限額に設定されているので、一番お得なタイミング(割引率)で交換してくれるのでとても便利なサービスです。
ですが・・・
自動還元されないポイントの有効期限に注意!
もし自動還元の単位に満たないポイントがあった場合は、自分で交換する手続きが必要になり、有効期限内に還元額に交換しておかないと損(失効)してしまいます。
めんどくさがりな人ほど損する可能性は高いので、1ヵ月に5万円以上の高速利用がない場合はその都度、自分で交換するクセをつけておくのがよいかもしれません。