換気扇レンジフード掃除におすすめの洗剤/重曹/セスキまとめ
年末の大掃除で大仕事になるのがキッチンの換気扇やレンジフードですよね?
1年使った換気扇のフィルターやファンには頑固な油汚れが付着してなかなか落ちません。
そこでレンジフード・換気扇掃除におすすめの洗剤やお掃除グッズ(重曹・セスキ・ブラシなど)をご紹介。
目次
ファンの油汚れは重曹につけおき
ファンの油汚れは軽いものなら台所用洗剤で洗う程度でも落ちますが、汚れがひどい時は重曹水でつけ置き洗いがおすすめです。
重曹は弱アルカリ性の性質で酸性の油汚れを分解しきれいに落としてくれます。
価格が安く薬品用や食品用にも使われており、安全で肌にも優しい成分ですので安心してつかえます。
つけ置き時間は20分~30分くらいが目安になりますが、こびりついたひどい油汚れなどは1時間くらいつけ置きが必要な場合もあります。
つけ置きする際の重曹水はぬるま湯1リットル当たり重曹約40グラム(大さじ3杯)を入れて作ります。
NHK朝イチでも紹介!セスキ炭酸ソーダ
重曹よりもアルカリ性が強く汚れ落としに適していると言われるグッズが「セスキ炭酸ソーダ(アルカリウオッシュ)」です。
驚きの洗浄力がNHKの情報番組「朝イチ」でも取り上げられ大掃除の便利グッズとしていろいろな方が紹介されています。
セスキ炭酸ソーダは、重曹に炭酸ソーダが加わったもので、アルカリの力は重曹の10倍以上と言われており、油汚れは重曹よりもセスキの方がよく落ちると言われています。
使う量も重曹より少量で済み、セスキ水は水1リットル当たり8g(小さじ2杯)を入れて溶かすだけでOKです。ただ、セスキ炭酸ソーダはアルカリ度が高いので皮膚の弱い方は手荒れなどに注意が必要です。
セスキ炭酸ソーダは、500g入り一袋400円位で購入できます。
大掃除に使うだけなら量は少ないですが百均で売っているものでも十分です。
お手軽なマジックリンハンディスプレー
重曹水やセスキ水などいちいち作っているのは面倒。。。という方には「油汚れマジックリンハンディスプレー」がおすすめです。
アルカリ性の住宅用合成洗剤で、スプレーするだけで換気扇のしつこい油汚れを浮かせて分解してくれる強力洗剤です。
コンロやグリルなどの油汚れにも効果がありますので、キッチンに1本あると重宝します。
価格は400ml入りボトルが1本300円くらいです。
家事えもんおすすめの換気扇お掃除洗剤
日本テレビの番組「あのニュースで得する人損する人」に出演し、料理や掃除のテクニックを披露して人気を博している「家事えもん(元ジューシーズ松橋さん)」が、自身の著書 「すごい家事」の中で推奨している掃除グッズ3点セットがこちら。
汚れ落としの研究を続け、洗剤職人と名乗る「茂木和哉」という秋田生まれの男性が生み出した洗剤。
自分の名前や秋田名物の「なまはげ」を製品名として使うなど、一風変わっ田商品ですが洗剤の効力は本物で市販されている洗剤に比べ価格は高めですが、洗剤としての効力は非常に優れているため、家事えもんが著書の中でおすすめ洗剤として紹介しています。
価格は3点セットが5,000円~で販売中ですが、セットではなくそれぞれ単品でも購入可能です。
シロッコファンには換気扇ファンブラシ
最近のレンジフードはシロッコファンタイプの機種が多くあります。
従来の5枚羽根のファンと違って目が細かく掃除も大変です。
そんな時に便利なのがシロッコファン用の換気扇ブラシです。
細くて硬めのブラシでファンのすき間に入れてベトベトした油汚れをしっかり洗って落とせる優れものです。
掃除のしにくいシロッコタイプの換気扇ファンの掃除に便利です。
使い古しのサラダ油を再利用
意外な掃除グッズとして、揚げ物をした後の使い古しのサラダ油を利用する方法があります。
油汚れを油で落とす。昔の人も活用していた生活の知恵です。
掃除方法
- キッチンのシンクにゴミ袋を敷きます。
- 取り外した換気扇のパーツにサラダ油をたっぷり塗ります。
- 数分間放置した後、歯ブラシなどでゴシゴシ磨きます。
- サラダ油と汚れの油がなじんでサラサラした感じに変わったらお湯で流して汚れを落とします。
- 後は、食器用の洗剤で洗い乾かせばOKです。
使い古しのサラダ油があるときにしかできませんし、ちょっと手間がかかり面倒ですが捨てる油で掃除ができるのでコスト的にも安上がりです。
レンジフード本体は中性洗剤で拭き上げ
レンジフード本体や内側の掃除には食器用の中性洗剤がおすすめです。
取り扱い説明書にも書いてあると思いますが、アルカリ性洗剤はレンジフードの塗装をはがしてしまう恐れがあります。
中性洗剤は塗装に優しい洗剤ですし、身近にあって使いやすのでおすすめです。
掃除方法
- 油汚れがひどいときはキッチンペーパーなどに中性洗剤をしみ込ませます。
- それをレンジフードに覆いかぶせて20~30分置いておきます。
- 汚れが浮いてきたらそのままキッチンペーパーで拭き上げ ます。
- 仕上げに固く絞った濡れぞうきんなどで洗剤が残らないよう拭いておきます。
小麦粉も効果的!でも掃除後の片づけが・・・
意外なもので油まみれの換気扇のお掃除に効果があるのが小麦粉です。
使用方法は、洗剤で油汚れを分解して洗い流すのとは逆の発想で、油汚れを小麦粉で固めてペースト状にして剥がす方法です。
小麦粉に含まれているタンパク質グルテンは油と馴染みやすい性質を持っているのでこの性質を利用して油汚れを落とすものです。
掃除方法
- 広げた新聞紙の上に換気扇を乗せます。
- 油汚れのついた部分に小麦粉をたっぷり振りかけ十分に塗り込んで馴染ませます。
- 2時間程経過すると、小麦粉が油汚れと混じり茶色になりパサパサの状態になります。
- 手袋をした手で揉むかまたは柔らかいブラシでこすって落とします。
小麦粉ですので環境にやさしく体への害もありませんが、粉を落とすときに茶色の粉が周りに飛び散るのは避けられませんので、後片付けが大変である点がデメリットです。
キッチンハイターでのつけ置きは要注意!
換気扇のファンや羽をキッチンハイターにつけ置きして掃除する方もいますが注意が必要です。
キッチンハイターの主成分は次亜塩素酸ナトリウムという物質で「強アルカリ性」の洗剤です。そのため、ステンレス製のシンクで長時間つけ置き洗いをすると、シンクを傷めたり変色したりする可能性があります。
つけ置き洗いをする場合はシンクの中にごみ袋を敷いて、その中でつけ置き洗いをするのがおすすめです。
まとめ
レンジフードや換気扇のしつこい油汚れもお掃除グッズを上手く使えば簡単・きれいに取り除けます。
捨てる油や重曹など身近にあるものでも代用できるので今年の大掃除でぜひお試しされてみてください。