スタッドレスタイヤの履き替え時期は?一年中(夏の使用)はNG?

スタッドレスタイヤの履き替え時期は?

スタッドレスタイヤを使用するときに悩むのが夏用タイヤとの交換いわゆる履き替えの時期。

いつぐらいのタイミングで替えるのがいいのか?スタッドレスタイヤを一年中使うことはできないのか?についてまとめてみました。

スタッドレスタイヤを夏に使用する危険性

スタッドレスタイヤで夏でも道路を走ることはできますが、夏用タイヤと同じ感覚で走行すると下記のような危険性があるので、基本はシーズンごとに履き替えるのがベストです。

ブレーキの制動距離が延びる

ブレーキを踏んだ時の制動距離が夏用タイヤに比べ10%以上伸びます。

時速60キロで高速道路を走行した場合、夏用タイヤの制動距離を100とした場合、スタッドレスタイヤの制動距離は110~118が普通のようです。

夏用のタイヤと同じ車間距離で高速道路を走行していると思わぬ事故を起こしかねません。

ブレーキの制動距離が1~2割伸びてキケン!

カーブでの車線はみ出し

スタッドレスタイヤは雪上走行が主目的であり夏用タイヤに比べ柔らかい素材のゴムが使われているため、コーナリングの時などに外側に膨らむ傾向にあります。

夏用タイヤの感覚で走行すると山道の下りカーブなどで車線をはみ出してしまう危険性があります。

下りの急カーブではみ出しのキケン!

安定性が悪い(乗心地が良くない)

スタッドレスタイヤは夏用タイヤに比べ乗心地が良くありません。

夏用タイヤに比べゴムが柔らかく溝も大きいので、道路の凸凹や小石などを拾うロードノイズが大きいので走行安定性が劣り、タイヤの寿命も縮みます。

スタッドレスタイヤは乗り心地が悪い

スタッドレスタイヤ⇔夏タイヤの履き替え時期

スタッドレスタイヤへの履き替えは降雪・凍結前に

いつから履き替えすることが決められているわけではありませんが、天気予報(雪・気温など)をチェックし、「降雪・路面凍結」の予報が出たら、早め(1週間前)に履き替えするのがおすすめです。

とくに雪が降った後の土日などタイヤショップは混雑し

  • 交換の待ち時間が長くなる
  • 即日取り付けできない
  • 路面が悪く店舗に行くことさえできない

という状況になりますので、店舗で履き替えを依頼する場合は早めに準備しましょう。

新しく購入するなら10月~11月がおすすめ

スタッドレスタイヤを新規に取り付け(購入)する場合は、シーズンに入る前の10月~11月頃が早期割引キャンペーンなどを展開しているのでおすすめです。

シーズン最盛期(12月~2月)になると値引き幅が小さくなるだけでなく、在庫が品薄状態になりサイズに合うタイヤの選択肢も狭まります。

とくに九州や四国など西日本の温かい地域の店舗では、スタッドレスタイヤの売れ残りが出ないよう東北や北海道などへ送ることもあり、年明けには在庫がほとんどないという状況もあります。

夏タイヤへの履き替えは春先

地域によっては3月や4月ごろまで雪が残るところもありますので時期は異なりますが、気温が上がって路面凍結の心配がなくなる春先には夏タイヤに履き替えするのがおすすめです。

面倒で6月ぐらいまでそのままという方もいますが、スタッドレスタイヤは凍結・圧雪などには適しているものの梅雨時のウエットな道路環境には向いていません。

もちろんアスファルトが高温になる真夏などは論外ですので、遅くても梅雨入り前までには夏タイヤへの履き替えをしておきましょう。

スタッドレスタイヤの履き替え時期

スタッドレスタイヤで一年中使えるものは?

履き替えには手間も工賃もかかるので、できれば一年中オールシーズンで使えるタイヤがあればよいのですが、結論としてスタッドレスタイヤで一年中使えるものはありません。

が、スタッドレスタイヤに近い「オールシーズンタイヤ」はあります。

スタッドレスタイヤではないので、チェーン規制のある道路や凍結した道路ではチェーンが必要になりますが、ちょっとした降雪ぐらいなら安心して走行ができます。

タイヤの履き替えが面倒くさいという方やタイヤの保管場所が無いという方などにおすすめです。

オールシーズンタイヤ グッドイヤー「Vector 4Seasons

四季を通じて安定した走行ができるオールシーズンタイヤとして人気のグッドイヤー「Vector 4Seasons

Amazonや楽天などネット通販でも買えるオールシーズンタイヤとしても貴重なシリーズ。

全天候型のオールウェザー シリカコンパウンドタイヤに、排水性能を高める「Vシェイプドトレッド」、グリップ力を高める「3Dワッフルブレード」がついてあらゆる路面・気候に対応できます。

オールシーズンタイヤ ピレリ「CintuRato

イタリアの有名タイヤメーカー「ピレリ」が発売したサマータイヤとスタッドレスタイヤの性能を両立させたオールシーズンタイヤ「CintuRato(チントゥラート)オールシーズン

ヨーロッパで冬季用タイヤとして認められる「スリーピーク・スノーフレークマーク」と「M+Sマーク」が刻印されたスノー性能の高いタイヤです。

フルシリカコンパウンドを採用し、従来のスタッドレスタイヤよりも幅広い路面温度での走行性能・耐久性を持ち、ドライ・ウエット性能も備わっているので、梅雨時や夏場でも履き替えなしでそのまま使用できます。

トーヨータイヤ「CFt」 ※生産完了・在庫限り

トーヨータイヤの「CFt(シーエフティ)」は、夏用タイヤにスノー性能を融合させたタイヤです。

性能は、ラベリング制度に基づくと低燃費性能は5段階(AAA・AA・A・B・C)のなかで「B」ランクになり、いわゆる低燃費タイヤと呼ばれる「A」より一つ下のランクです。

また、雨降り時のグリップ性能は4段階(a・b・c・d)の評価で下から2番目の「c」ランクです。

タイヤの性能としては、決して良いとは言えませんのでできれば夏タイヤとスタッドレスの履き替えがおすすめです。

※現在メーカーは生産完了しているので、在庫限りとなっています。

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